INTERVIEW

プロジェクトを
全て取りまとめる
司令塔。

PROFILE

技術本部 生産技術部 生産技術1課
2008年入社

デンソーで作っていた製品を
移管するための最適な方法を考えます。

当社の生産技術の仕事内容は、他社の生産技術より広いと思います。それは、事業企画や生産管理、製造、品質保証などの全ての部署の人たちと関わって、一つのプロジェクトの全てを取りまとめていく司令塔的な役割を担うからです。
当社ではデンソーから移管した製品を作っていますが、デンソーの大きなラインをそのまま当社に持ってくるわけにはいきません。生産量や効率化、設備のスぺ―スなどを考慮の上、現在当社にある設備を使って生産をする方法と、デンソーの設備の一部を当社に持ってきて改良する方法の、どちらが適切かを検討します。例えば、今まではアルミのフレームに別の部品を圧入する時、工業用ドライヤーでアルミフレームを温めて、熱膨張させたところに部品を入れていました。しかし、新しく移管する製品ではタクトタイム(工程作業時間)を短縮するために、高周波加熱器を使って瞬時に熱膨張させる手法を採用。こうした当社にとって最適な方法を考えることが、生産技術の仕事です。

多品種中少量生産を実現するために
一歩先を行く技術に挑戦していきます。

神星工業は、多品種中少量生産を得意としています。最初は一つの生産ラインで700品番くらいの対応力でしたが、改善を続けてきた結果、今では1800もの品番に対応できるラインを実現。これくらい多品種になると、製品によってねじの締め付けトルクが違うのですが、作業者が品番を見て設定を変えるのでは、覚えるのも大変ですし、勘違いによるミスの発生を100%防ぐことは難しいので、製品ごとのトルク値をデータ化して、パレットの前面に取り付けたタグを読み込むことでトルクを自動的に設定するシステムを構築しました。作業者も「設定ミスを心配することなく、安心して作業ができる」と喜んでくれています。作業者から感謝される設備やシステムを作ることがやりがいにつながっています。最近では、まだ実用化している会社が少ない協働ロボットを使った生産ラインにも取り組んでいます。他より一歩先に踏み込んだ設備に、これからも挑戦していきます。

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