INTERVIEW

製造部門は正確さに
加え、スピードも
求められる。

PROFILE

生産本部 製造1部 生産2課
4係10班
2012年入社

製造はチームプレー。前後の人を
気遣いながら組み立てていきます。

スタータやオルタネータなどを作るのが、生産部門の仕事です。私はGAスタータという製品を担当しています。1つの製品を5人で分担して作っているのですが、私の役割はプレスした部品にアルミ製の小さな部品を組み付けていく工程です。コツをつかめば、難しくはありませんが、正確さはもちろん、スピードも要求される所が悩みどころです。私の工程では1つの製品を16秒で組み立てないといけません。機械でできることは機械に任せ、細かい作業は人が行う半自動の工程で、設備に部品をセットして、設備を起動して組み付けている間に、次の部品の段取りを行います。最初は時間ギリギリでしたが、最近は余裕を持って組み立てられるようになりました。でも、製造はチームプレーですから、一人だけ速くても意味がありません。速く作りすぎれば、後工程の人が困ってしまいますし、前工程の人も焦ってしまうため、全体の精度が不安定になりかねません。前後の工程の人の進み具合にも気を配りながら、バランスを取って作業を進めていくように心がけています。

人によって違う「カン」や「コツ」を
人に教えるのは難しい。

最近は新人を指導する機会も増えてきました。組立の作業は、力のかけ具合など、作業者のカンやコツが要求されます。一人ひとり身長や手の大きさが違いますから、私のやり方通りでやっても、その人がうまくできるとは限りません。どう伝えれば、カンやコツをうまく伝えられるかに気を使っています。私が教えたことで新人の子たちができるようになった時は、嬉しいですね、私自身も、最初はできなかったことが、先輩に「こうやってやるとうまくできるようになるよ」と教えられた時や、教わったやり方でうまくできない時は自分で工夫しながらできるようになっていきました。そうした「できるようになる喜び」を、新人たちにも味わってもらいたいと考えています。
また、改善活動にも力を入れています。コストダウンできるように設備を改善したり、5人でやっていた工程を4人でできるようにしたりして、省力化・省人化を進めています。うまくいって改善の結果が出た時が、一番楽しい瞬間です。

pagetop